2025.02.12
新工場着工 - 台湾最大の商用車・精密部品生産拠点
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商用車、高精度工業部品 - WKPTオートメーション新工場着工
光隆精密は2月11日朝、嘉義県馬稠後工業団地において新工場の起工式を執り行った。呂会長が式を執り行い、嘉義県政府経済発展部の林豐州秘書、嘉義工業発展協会の戴光宗理事長、鹿草郷の嚴珮瑜郷長を含む来賓が出席した。この式典は、同社のスマート製造への歩みにおける重要な節目となった。
6億台湾ドルを投資するこの拡張は、同社最大規模の工場投資となる。建設は2025年2月に開始され、2026年第2四半期の完成を予定している。新施設には高度に自動化された生産ラインが導入され、既存の金属加工能力を強化すると共に、アルミニウム、亜鉛、鋳造加工へと事業を拡大する。環境持続可能性への取り組みの一環として、企業の持続可能性原則を実践するため、工場の屋根にソーラーパネルを設置する。
呂会長は次のように述べた。「電力コストの上昇、人手不足、世界経済の不確実性など、現在の課題に直面しているが、スマート製造への投資と生産能力の拡大が、現在の限界を突破するために不可欠だと確信している。台湾最大の商用車用金属部品サプライヤーとして、自動車、建設機械、農業機械、風力発電産業に製品を提供している当社は、この拡張により既存の生産能力を増強するだけでなく、電機産業における新規顧客の開拓も進め、将来の発展に向けた強固な基盤を築く。」
馬稠後工業団地における新工場は、生産能力のニーズへの対応だけでなく、より重要な点として、産業の変化に積極的に対応し革新を進めていく同社の決意を示すものである。スマート生産ラインの確立により、光隆精密は品質管理の向上、効率の改善、より大規模な受注への対応が可能となり、事業成長への更なる推進力を生み出すものである。